2013年3月10日日曜日

第19回練習会

日時:2013年3月10日(日) 13:30~17:00
ピアノ:ヤマハC5

曲目
アルベニス/スペイン組曲 第1集より「グラナダ」
アルベニス/スペイン(6つのアルブムブラット)より「タンゴ」
ガーシュイン/アイ・ガット・リズム
シャブリエ/道化の行進(連弾)
シューベルト/即興曲集D899より第4番変イ長調 Op.90-2
ショパン/ノクターン第8番変ニ長調Op.27-2
ショパン/ピアノソナタ第3番ロ短調Op.58 第4楽章
ショパン/華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12
ショパン/練習曲Op.10-4 嬰ハ短調
ショパン/練習曲Op.10-5 変ト長調「黒鍵」
ショパン/練習曲Op.25-12 ハ短調「大洋」
ドビュッシー/ベルガマスク組曲より 「プレリュード」「メヌエット」
バッハ/平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第6番 「プレリュード」「フーガ」
ブラームス(コルトー編曲)/子守歌
プロコフィエフ/バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品より「モンタギュー家とキャピュレット家」
ベートーヴェン/ピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」第2、3楽章
メトネル/プリマヴェーラ
モーツァルト/春畑セロリ編/ヴォルフガングの玉手箱 モーツァルト名曲メドレーリレー
ラヴェル/クープランの墓より「プレリュード」「フーガ」「フォルラーヌ」
ラヴェル/ボロディン風に
ラヴェル/鏡より「道化師の朝の歌」
ラフマニノフ/幻想的小品集より前奏曲嬰ハ短調Op.3-2「鐘」

 まるで初夏を思わせるように暖かかった本日の昼間、練習会が行われました。 これまでの練習会と同じく、今までも弾き続けてきた曲、新たに人前で披露する曲、久しぶりに披露する曲、近くに控えた本番に向けたリハーサルを兼ねて弾く曲など、メンバーそれぞれ思いをもって取り組んできた曲を、たくさん披露してくれました。ラヴェル、ドビュッシー、シャブリエのようなフランスの作曲家の曲が多かった中、西方面はスペインのアルベニス、東方面はドイツのバッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、そしてさらに東のプロコフィエフ、ラフマニノフ、メトネルさらに海を越えてガーシュインと、採りあげられた作曲家もさらに国際色豊かに。ドイツ系の作曲家、特にベートーヴェンのソナタの演奏を久しぶりに聴けたのは新鮮でした。ガーシュインのアイ・ガット・リズムのノリの良い演奏で場がたちまち華やかになりました。ショパンは毎回と言っていいぐらい登場している練習曲 (よく練習されています)とともに、華麗なる変奏曲変ロ長調というあまり聴かない曲も登場しました。また、演奏の中に物語を感じられる演奏をたくさん聴くことができてとても楽しかったです。弾きつづけられている曲にさらに磨きがかけられていて素敵になっていたりしていました。
 シャブリエの連弾のセコンドを弾かれていたメンバーさんがいらっしゃったのですがその場で楽譜を見たあるメンバーさんがたちまちプリモに入り連弾に。そこで盛り上がった中、他のメンバーさんがモーツァルトの連弾楽譜を持ってこられ、たちまちモーツァルト名曲集の初見リレーになりました。いきなりの参戦慣れないながらもモーツァルトの名曲をわいわい言いながら楽しむことができました。これからそのような楽譜も持ってきて、連弾やアンサンブルもの、そしてアレンジものも楽しみたいと思いました。
 ピアノの音をたくさん浴びすっかり励まされた後のお茶会では譜読み、脱力、暗譜、曲の仕上げをどのようにしたらうまくできるようになるだろうかという話、練習環境の話、弾きたい曲の話、練習会での演奏時の話などで盛り上がりました。万全な状況とは決して言えないのにもかかわらずとても前向きで真摯なメンバーさんたちから多くのことを教えられました。練習会でも人前で弾く、ということで、曲紹介から行うのもありかもしれないというアイデアも出たりして面白いと思いました。刺激的でぴりりと締まった雰囲気で、メンバーそれぞれが達成感を感じられるような場というのもいいと思いました。
 お茶会兼夕食会から帰る時間にはすっかり冬に戻り寒くなっていましたが気持ちは温かく和やかに。ありがとうございました。
 次回の練習会は5月の予定です。